ヒバリ 

雲雀/告天子:Alauda arvensis:Skylark L17cm

   留鳥または漂鳥:スズメ目/ヒバリ科

 晴れた日に囀るので「日晴」からとか…。

 2005年1月中旬 2日間雨が降り続いた後の北印旛沼へ行ったとき ヒバリが2〜3羽づつ まるで初夏のように「ピーチク、ピーチク」と鳴き 上空でのホバリングもしていました。付近の田圃が殆ど水浸しになったため、わずかに残った水没していない草叢に逃げて来たようです。これは道路上で仲間に置いてきぼりをくわされて鳴いていたヒバリです。
 初夏に北海道の石狩の海岸へ行ったときは、驚きました。草原にヒバリがワンサカワンサカ、それも上空のみならず、すぐ目の前でホバリングをしてくれます。その時は、カメラをセットしていなかったので撮ることは出来ませんでしたが、次回は必ずと思っています。〜でもその時は、ノゴマやノビタキに目が行ってしまうかも知れません。

その後 6月の初めの晴れて暑い日の北印旛。オオヨシキリ・コジュリン・ホオジロ・セッカとこのヒバリが盛んにサエズリをしていました。これらはおおよそ撮っていましたので、これ以外の鳥を探したかったのですが、これらの小鳥のサエズリが凄まじくなかなか新たな鳥の鳴き声を聞き分けることが出来ません。
 ヒバリは、殆どの場合背の低い草叢や地面にいます。枝にとまるところは殆ど見たことがありません。以前 近づくとヒバリが慌てて逃げて近くの枝にとまりそうになりましたが、脚を滑らせて失敗し地面に降りてしまいました。ああ 無理なのかなぁ とその時思いましたが、この日 数羽のヒバリが飛び立ち 中で一羽だけ枝にとまって小さい声でいつまでもぐずっていました。最初はヒバリではないのかな?と思いましたが、どうやらヒバリの幼鳥のようです。皆に置いてきぼりをくらったようです。数枚撮ってその場を離れました。

 これはデジスコです。田圃の中で休んでいると 近くの杭にとまって羽づくろいをしていました。この日は35度を越えて真夏日、ヒバリもさすがに暑かったようで 口を開けて(〜犬じゃないですね)羽根を拡げて風を入れていました。

  

 07年4月下旬 春本番の暖かな田圃脇の草叢にいたヒバリです。近づくと悲鳴を上げて逃げてしまうので、400mmではアップはなかなか難しいのですが、何とか…。

08年4月下旬 関東地方は天気の悪い日が続きます。曇り空でもヒバリはこの時期ホバリング&サエズリを繰り返していましたが、ヒバリはやはり晴天が似合いますね。いつもの指定席にいましたが、何故か5mほどまで近づいても逃げませんでした。人よりも他に警戒するものが居たようです。

翌年 09年の4月下旬 田圃の端で一服しているとヒバリがチョコチョコ歩いて来ました。そしてサエズリ。

そして5月上旬 田植えの終わった田圃の畦道です。換羽を立てていません。全く警戒していない様子。

09年8月下旬 北印旛の田圃の道端にヒバリが1羽。逃げないでジッとしています。

やおら砂を被り始めました。虫が付いたのでしょう。

気持ち良さそうに砂をかぶっています。こちらが近くに居ることは知っていると思いますが、我慢できなかったのでしょう。

寒かった冬も終わりそうな10年3月末。九十九里の海岸で暖かい陽射しにヒバリが元気良く動き回っていました。

3年後の2013年5月上旬 北印旛の田圃にシギチを探しに行くも会えず。居たのは田植え直後の畦道に居たヒバリだけ。

 

盛んに美声で囀っていた。

 


ヒバリ 飛びモノへ

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