火打山(2462m)妙高山(2454m)

火打山・妙高山  (1997.8.11〜12) 同行者 妻

 東北の名山飯豊山を登って以来15年以上も遠ざかっていた山登り。
靴からザックから登山装備を全て新規に買い揃え妻と共に再開して3年目、深田百名山への挑戦は続いています。
 この年は 家からは遠い新潟の頚城の名山火打山を目指しました。頚城には更に名山雨飾山があったのですが、
前年の上越の洪水で小谷村付近は道路が寸断されて登山は難しいとのことから諦めて、近くの妙高山にしました。
今回の計画は火打・妙高を登り、帰りに四阿山・草津白根山にも寄って併せて4座狙いです。

 お盆休みの初日の朝自宅を出ましたが、上信越自動車道の八風山トンネル付近で帰省の渋滞に会い、
妙高山麓のペンションに着いたのは家を出てから7時間半後の15時半頃でした。

計画は、笹ヶ峰に車を置いて高谷池から火打山往復、茶臼山を経て黒沢ヒュッテに宿泊後 
翌日は妙高山を往復して黒沢池を通って笹ヶ峰へ戻る というルートです。

 笹ヶ峰登山口を7時に出て黒沢には1時間足らずで到着。前年の洪水前は綺麗な河原だったようですが、
下の写真のように多数の倒木が重なり合う無残な姿になっていました。

 
黒沢から十二曲がりというジグザグの登山道を登り 富士見平まではやや急坂が続きます。
お盆休みのせいもあって登山客や一般のハイキング客も多く さすがに人気の山です。下の写真は途中 富士見平付近です。


 


 ガスが出て来た。

 

 
富士見平からは緩やかな道が続きます。そして高谷池。高谷池ヒュッテがあり、
近くにキャンプ場もあってたくさんの登山客やハイキングの人が来ていました。
ここでゆっくり昼飯を食べ いよいよ火打山です。


 

ホッと一息です。
 

 高谷池から10分ほど登ったところに「天狗の庭」という池塘のある湿地帯に出ます。
良いところです。落ち着いた雰囲気で疲れを癒してくれます。
以下5枚は天狗の庭の写真です。残念ながら火打山方面は霧がかかって見えませんでした。

 

 ここでも癒されますが、火打山はガスがかかって見えず。
 


天狗の庭です。

 


 ガスが降りて来た。

 


火打山はこの方面だったかな。

 

天狗の庭を過ぎると、登りが続きます。一瞬の霧の晴れ間から火打山方面です。

 

これは鬼ヶ城方面です。霧が晴れません。

 

山頂近くでは いろいろな花が咲いていました

 

午後の1時半頃に火打山山頂に到着。簡素な標識です。
展望が素晴らしいと聞いていましたが、ご覧の通り霧が立ち込めて何も見えません。

 

山頂から降りる途中 霧が少し晴れて天狗の庭が見下ろせました。

 


登りと同じ道を降り高谷池に戻り黒沢ヒュッテへ向かいます。途中茶臼山付近からの黒沢ヒュッテと黒沢池です。
さすがに越後の山だけあって池塘があちこちに点在しています。豪雪地帯だからこそなんでしょうね。

 


 同じく黒沢池です。右へ行くと今朝登って来た富士見平へ出ます。

 

黒沢ヒュッテに着いたのは、夕方の4時過ぎ。ドーム型の一風変わった作りです。
豪雪地帯なので雪被害を避けるための構造になっているのでしょうか。ヒュッテは満員。
2枚の布団に3人が寝るという混みようです。熟睡は出来ず、うとうとした程度の睡眠しか取れませんでした。


翌朝は快晴。6時にヒュッテを出て妙高山へ。
朝の爽やかな空気が気持ち良い。妙高山の外輪山である大倉乗越へ向かう登山道から昨日登った火打山が見えました。

 

 同じく火打山

 

大倉乗越付近からの妙高山です。外輪山に登り付き、ここから一旦急降下して、妙高山へ登り返しです。
陽射しがきつくなって来ました。

 


山頂に近づくと岩がむき出しになって昔火山の様相です。

 

山頂です。後立山方面だと思います。雲が多くなって来ました。

 

山頂からの火打山方面です。

 

火打山に続く越後唯一の活火山 焼山です。

 

帰りに登り返した外輪山から撮った妙高山です。

 


妙高山頂も登山者が多く 細長く狭い山頂に人がたくさん。
黒沢ヒュッテまで下山です。黒沢ヒュッテからは黒沢池経由笹ヶ峰まで。
この写真は、途中の黒沢池です。上の小高い山は茶臼山、前日高谷池から歩いた道です。

 

黒沢池付近は、登山者も少なく静寂そのもの。のんびり周りの景色を愉しみながらの木道歩きでした。

 



お盆休みだけあって人気の山はヒトヒトで混んでいましたが、火打山はもう一度ゆっくり登って見たい良い山です。
車を置いてある笹ヶ峰には夕方の4時頃に到着。ここから一気に今夜の泊まりの菅平まで走ります。翌日は四阿山です。

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